各原因には最適な検査と最適な治療法がある

原因を明確にするからこそ、
治療の方針もハッキリします。
あなたの体への思いやりはここからです。
卵管因子
卵管は子宮と卵巣の間にある直径約1cmの細いチューブ状の器官です。その役目は、卵巣から排卵した卵子と、膣、 子宮を通過してきた精子とを受精させるというものです。加えて、受精した卵子を子宮まで運ぶことも卵管が果たすべき役割です。
その卵管が通過障害や閉塞などで、卵の捕獲や輸送、受精などをうまく行えなかった場合、重要な不妊の原因となります。 女性の不妊原因の第1位です。

  30%

卵管造影検査は単なる検査ではなく、治療にもなります。
(検査後の妊娠数は、子宮卵管造影検査に掲載)
女性の不妊原因の第1位である卵管因子がないかどうか調べてみる事が大切では。

・腹部の手術(虫垂炎や卵巣のう腫など)を受けた事がある。
・子宮内膜症の方
 月経痛、性交痛、排便痛、腰痛、内診痛などの症状がある方
・クラミジアなどの炎症に関係する病気の既応がある方




卵巣あるいは排卵因子
月経の周期がバラバラになる、いわゆる生理不順、あるいは長期間月経がないような無月経など、排卵に問題がある場合、 また、排卵に関係する女性のホルモンのバランスが崩れ、卵巣での卵の発育などに問題がある場合、 これらも重要な不妊の原因となります。

卵が排卵直前の大きさまで発育したのに、排卵されずに卵巣の中に残ってしまう卵もあります(無破裂卵胞)。
超音波検査で排卵前後に排卵が終了したか確認する事も大切。

・生理不順の方(月経正常周期は28+-7日)
・基礎体温が2相性ではない方
・高温期(黄体期)が短い方
・排卵するまでに日数のかかる方


  25%

排卵誘発剤・ ART治療での排卵誘発について⇒こちら


子宮因子
子宮の役割は、受精して発育した卵を子宮の内腔、いわゆる子宮内膜に着床させて、発育させるというものです。
ですので子宮内腔にポリープや子宮腺筋症、子宮筋腫ができてしまったり、子宮の内腔が癒着したり子宮の形が変化したりで、 何らかの原因で子宮内膜が充分に卵を育てる環境を整えられないと着床障害となります。これも重要な不妊の原因となります。 子宮因子の診断は内診による子宮の大きさの確認や超音波検査、子宮卵管造影検査、子宮と内腔の検査が必要です。

・月経量が増えた方
・貧血を指摘されたことがある方
・不正出血がある方
・月経痛の強い方
・頻尿や排便痛などの症状がある方


  20%



頚管因子
子宮頚管は子宮の入口で、膣と子宮をつなぐ器官です。
排卵の前には、精子が子宮の中に入りやすくなるように、管の中の粘液の量が増え、粘性が下がってきます。
その機能が炎症や粘液の質や量の問題で低下してしまうと精子の子宮への進入が障害され、これも不妊の原因になります。

・排卵日頃におりもの(頚管粘液)が増えない方


  15%



性交障害
妊娠成立のためには、十分な精子が子宮内に侵入することが条件ですが、たとえば勃起が不十分で性交ができない、 あるいは勃起はするのですが妻との性交では膣内に射精できない、といったケースも見られます。
また女性が性交を恐れてなかなか夫婦生活がうまく行かないカップルも見られます。これも不妊の原因です。
セックスレスというのもある意味で性交障害です。

<男性>
・性欲が以前より減った
・勃起しにくい、維持しにくい
・射精感がない <女性>
膣の入り口で痛みを感じ性交が恐い

問診(泌尿器科的)・ ホルモン検査

人工授精・ 泌尿器科的アプローチ・ 凍結精子保存(薬物療法)


男性因子
男性側に問題がある場合として、精子の数が少ないパターンや、精子の運動が悪いパターン、 あるいはその両方の合併したパターンなどがあります。

不妊原因は女性因子1/3、男性因子1/3と同じ割合。
不妊治療は夫婦お二人の治療。
二人で早く不妊原因を見つけて適確な治療を行う。それが経済的にも時間的にも無駄なく妊娠への近道となります。 ・男性因子は性交障害を除いて、ほとんど自覚症状がなく精液検査をしてはじめて判明する場合がほとんどです。 ・女性の不妊検査が複雑で痛みを伴うのに比べ男性の検査は精液検査で、まず判断できます。

・過去に高熱を出した事のある方
・以前より性欲が減った
・射精される精液の量が以前より減ってきた
・睾丸に左右差がある、睾丸が陰のう内に下りてこない


  30~70%

人工授精・ 泌尿器科的アプローチ・ 体外受精(凍結胚移植)と顕微授精・ 凍結精子保存


受精障害
体外受精で授精・抗精子抗体検査

  体外受精を受けた方の10~15%



子宮内膜症

  20~30%