培養室内の清浄度テスト
培養室内の清浄度は、人や物の出入りによって下がってしまう可能性がありますが、当院では人も物もエアシャワーを通って埃や塵など除去してから入室するように管理しています。また、毎年、清浄度テストを実施して培養室内の清浄度を確認しています。
実際に、当院独自の空気清浄システムにより手術室や薬品工場よりもハイレベルな半導体工場レベルの高い清浄空間を維持できていることを確認しています。
培養室内の清浄度テスト
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培養操作スペース・機器の滅菌・除菌
卵子・精子・胚の操作スペースであるクリーンベンチは、使用の前後に毎回エタノールやウイルス除去専用溶液を用いて殺菌・除菌しています。また、培養機器であるインキュベーターも定期的に超音波洗浄処理と乾熱滅菌を実施し常に細菌やウイルスの混入が無いように管理しています。
培養操作スペース・機器の滅菌・除菌
ウイルス除去専用溶液
超音波洗浄
乾熱滅菌
胚培養士の清潔操作
培養室内に入室する際には、入念に手洗いを実施しています。また、定期的に手洗いによる手指の除菌効果を一般細菌検査用寒天培地を用いて確認しています。
さらに、卵子・精子・胚の操作や機器の操作の前には、必ずエタノールによる手指の消毒を行い清潔操作を徹底しています。
手指清潔チェック
SCDL 培地
30-35℃ 48時間培養
手洗い前
赤丸のように細菌あり
手洗い後
除菌成功(細菌なし)