流産絨毛の検査

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流産の原因で一番多いのは赤ちゃんの偶発的な染色体異常です。
流産絨毛を調べることで母体側の検査が必要かどうかがわかります

赤ちゃんの染色体異常

妊娠された方でも、残念ながら約15%の方は流産になります。その割合は年齢とともに上昇し、40歳では約40%の方が流産するともいわれています。その一番の原因は、胎児(赤ちゃん)の染色体の異常です。

流産絨毛染色体検査(POC)とは?

胎児に染色体異常がなかったかどうかは、流産絨毛染色体検査(POC)でわかります。POCとは、流産した時に、手術で絨毛(赤ちゃんになる細胞)を取り出し、約4週間培養して、その染色体の数と形態を詳細に調べる検査です。
POCによって、流産の原因が胎児の染色体異常によるものか、母体側の原因によるものかを明確にすることができます。

POCの結果を受けて

  • 染色体が正常だった場合
    今回の流産は母体側の原因である可能性が高いと考えられるので、今後は母体側の原因の検査・加療が重要となります。
  • 染色体の数に異常があった場合
    流産の原因は、偶発的な胎児染色体異常と考えられるので、母体側の原因の検査は不要です。
  • 染色体の数は正常だが形や構造に異常があった場合
    ご夫婦のどちらか、もしくは両方に染色体のわずかな構造の異常があることも考えられます。その場合、妊娠に影響がないこともありますが、今後も流産が続くことがあります。
    そのため今後の妊娠のためにご夫婦の染色体検査をおすすめし、流産を繰り返しやすいタイプかどうかを診断します。
    ご夫婦いずれかの染色体にわずかな構造の異常が見つかった場合は、遺伝カウンセリングを受けていただきます。また、夫婦に染色体異常がなく、胎児の染色体の構造異常が偶発的に生じたと考えられる場合は、流産を繰り返す可能性は低くなります。

検査の費用

絨毛染色体検査(POC)は、保険適応外となりますので、流産手術のほかに79,750円(税込)の費用が必要となります。

診療スケジュール
Schedule

完全予約制・初診は平日のみ

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