不妊検査

  1. ホーム
  2. 治療
  3. 不妊検査

原因を明確にするからこそ、治療の方針もハッキリします。
あなたの体への思いやりはここからです。

基礎体温

基礎体温を測ることで、排卵しているかどうかを調べます(基礎体温の上昇から排卵後であることの確認はできますが、排卵日の予測はできません)。
早朝覚醒時、起き上がらずに横になったまま口腔舌下で婦人体温計を使用して検温します。

ホルモン検査

血液検査によって、卵巣を刺激するホルモン(FSH、LH)が充分に出ているかどうか、また着床が成立するのに必要なホルモン (エストロゲン、ブロゲステロン)が卵巣から充分に出ているかどうかを測定し、卵巣機能を調べます。

超音波検査(3D超音波検査)

細い棒状の超音波プローブを腟(ちつ)から入れることで、痛みもなく簡単に、卵巣や子宮の状態を至近距離で確認することができます。
初診時には、卵巣のう腫や子宮筋腫の有無を確認します。また、超音波で、子宮の位置、卵巣の位置を見ることも重要です。
排卵前日には、左右の卵巣のどちらかに卵胞(卵子を含んだ袋)が何個育っているかなど、卵胞の発育状態を確認することで排卵日の予測をします。
排卵日後には、排卵が本当に終了しているかどうかを確認します。

当院では、ほとんどの不妊治療施設が用いている2D超音波診断装置ではなく、子宮や卵巣を立体的にとらえ、血流を観察することができる3D超音波診断装置を用いることで、よりていねいな観察を行っています。

子宮卵管造影検査(HSG)

卵管の異常は、不妊の原因のなかでもっとも多いものです。また、子宮の中(子宮内腔)の変形が原因で妊娠しにくかったり流産しやすくなったりすることがあります。
子宮卵管造影検査(HSG)は、腟から子宮の中に細い管を挿入し、造影剤を入れてレントゲン撮影することで、卵管がちゃんと通っているか、癒着がないか、子宮内腔の変形がないかを確認する検査で、その後の治療方針を決定するうえでも重要な検査だといえます。
HSGは、子宮や卵管の状態によっては痛みをともなうこともありますが、検査を受けることで卵管の通りが改善され、軽度の卵管通過障害の患者さんであれば、検査によって治療としての効果が期待できます。長い不妊期間であっても、HSGで卵管の通過性が確認されれば、検査後6か月くらいは妊娠の可能性が高くなりますので、排卵誘発治療人工授精(AIH)治療を行う方は、ぜひHSG後に行うことをおすすめします。
下記に、当院でHSG後に自然妊娠された患者さんの妊娠数をグラフに示します。

HSG後に自然妊娠された患者さんの妊娠数

検査の流れ

HSG検査は、妊娠の可能性が無い月経終了後の低温期に、避妊した状態で行います。また、感染のリスクを回避するため、検査後1日は避妊していただき、入浴も控えていただきます。
検査前に避妊されていない場合や発熱がある場合は、検査ができませんのでご注意ください。

  1. 内診して、腟内を消毒後、カテーテルを子宮の中に挿入し造影剤を1、2回に分けて注入します
  2. レントゲン撮影(2、3枚レントゲン撮影を行います)

正常なケース
左右の卵管の先端から造影剤が出て、腹腔内に拡散されていることから、卵管は通っていると判断できます。

性交後試験(頸管粘液検査・フーナーテスト)

排卵日頃に行う検査です。排卵日近くになると、エストロゲンの作用で子宮と腟をつなぐ子宮頸管が柔らかくなり、透明な粘液で満たされます。性交後、頸管粘液を吸い取って、顕微鏡で観察し、粘液の状態や中で精子が元気よく動いているかを検査します。

検査の流れ

  1. 超音波で卵胞の発育状況と排卵時期の確認をします
  2. 排卵が近づいてきたら性交をもってもらい翌日あるいは当日に病院へ受診
  3. 病院で頸管粘液を採取(痛みもなく数分間で終了する検査です)
  4. 元気な精子がいるかどうかを顕微鏡で観察します

精液検査で異常が無く、頸管粘液が十分に分泌されているのにフーナーテストの結果が陰性(不良)の方は、再検査、抗精子抗体(精子を異物として拒絶する抗体)の測定、人工授精(AIH)をおすすめすることとなります。

精液検査

不妊の半数は、男性因子が関与しているといわれています。そのため、精液量、精子濃度(数)、運動率などを調べることで男性側に不妊の原因があるかどうかをチェックします。
当院では、WHO(世界保健機構)の基準値をガイドラインとしています。

精液量 1.5ml以上
精子数 1500万/ml以上
運動率 40%以上
正常形態運動精子数 2000万/ml以上

精液検査は、男性不妊症の検査の手始めです。
基準を下回る場合は、その状態に応じて人工授精体外受精顕微授精の適応になります。
検査時期は、妊娠の可能性のない高温期から月経期に実施します(要予約)。配偶者(パートナー)の方に、禁欲期間(2日以上1週間以内)後に精液を採取(採精)していただき検査します(ご自宅で当院からお渡しした専用の滅菌カップに採精したものをご持参いただくか、もしくは院内の採精室で採取していただきます)。
2回の検査で基準値以下の時は、睾丸の大きさや超音波による血流測定、ホルモン値の測定などの精密検査を行うことをおすすめし、男性不妊専門の関連病院  での検査をご紹介させていただく場合もあります。

診療スケジュール
Schedule

完全予約制・初診は平日のみ

ページトップへ