顕微授精(ICSI)

正常受精率80%以上、卵子の変性率4%以下の
世界トップレベルの顕微授精技術

顕微授精(ICSI)とは?

顕微授精(ICSI/イクシー)とは、通常の体外受精で受精することができない場合に、細いガラスの針で精子を1個選別し、卵子に直接注入する方法です。

顕微授精(ICSI)の様子

体外受精では、調整した精子を卵子が入った培養皿にふりかけ、その中の1個の精子が卵子の中へ自ずと侵入し、受精が成立します。それには、一定数以上の運動精子が必要ですが、精液所見が不良の場合は、体外受精での受精成立が難しくなりますので、顕微授精の適応となります。精液所見以外でも、受精障害の可能性がある場合にも、顕微授精を行うことがあります。
顕微授精ができる卵子は、MetaphaseⅡ(MⅡ)と呼ばれる成熟段階の卵子のみです。通常の月経周期で排卵される卵子のほとんどはMII卵ですが、採卵によって採取される卵子はMⅡよりも前段階の未熟な卵子も含まれていることがありますので、採卵できた卵子すべてに顕微授精ができるとは限りません。また、顕微授精は、卵子に物理的刺激を与える技術ですので、卵子を形成している細胞膜の強度が脆弱な卵子では変性してしまうことがあります。

当クリニックの顕微授精の特徴

1. 紡錘体観察による顕微授精

卵子には紡錘体と呼ばれる、減数分裂時に染色体を正確に分配するための重要な細胞内構造体があります。当クリニックは、通常の顕微鏡では見ることのできない紡錘体を可視化できるシステムを導入していますので、紡錘体を傷つけないように位置を確認しながら顕微授精を行うことができます。

紡錘体観察システム

2. 論理的に構築した確かな顕微授精技術

顕微授精の方法は様々で、この方法が正しいとうものはありません。このような技術を、感覚だけを頼りに行いますと、培養士の調子の善し悪しに結果が左右されてしまいます。しかし、感覚や私見を論理的に捉えることで重要となるポイントを明確にし、常に安定した高い技術を提供することができます。
当クリニックでは、精子選別から卵子注入までの過程において重要なポイントを細かく設定することで、培養士の感覚に頼ることなく、すべての卵子に安定して高水準の技術を提供できるシステムを構築しています。
実際に最近5年間の成績を見ましても、正常受精率は80%以上を維持し、卵子の変性率は4%以下を維持しています。これは、世界的に見ましてもトップクラスの成績で当クリニックが常に世界最高水準の技術を提供できている証と言えます。

当クリニックにおける顕微授精の成績

診療スケジュール
Schedule

キャリア・ケア外来

採血受付…17:40まで
そのほか受付…18:00まで

完全予約制・初診は平日のみ

ページトップへ